グループホームの入居予定のみんなと、完成間近の建物を見てきました。
グループホームというと、高齢者施設をイメージする人が多いですが、障害のある人たちが共同生活をするのもグループホームです。
グループホームを始めるにあたってたくさんの場所を見学しました。
どんな場所にすればそこで暮らす人が喜んでくれて、成長することができて、家族も地域の人も安心できるかを考えて進めてきました。
こだわったポイントは4点です。
1・安いこと:家賃、水道光熱費、食費、その他生活するのに必要なお金は、一万円/月の補助を除いて入居者が負担します。
負担額が5万5千円〜6万5千円くらいが多いのですが、私たちは4万5千円/月で始める予定です。
2・生活スキルがあがること:世話人さんが全て家事をするのではなく、入居者の人たちが自分たちでできることを増やしていき、将来的にはすべて自分たちで協力して暮らしていくことを目指しています。そのためには、どんな家の作りがいいのかを考えて建てました。
3・自分が暮らしたいと思える場所にすること:例えば、グループホームの居室の最低基準は4.5畳です。でも、それでは狭いので私たちは6畳にしています。
4・地域と関係が深められる場所にすること:まだ、確定はしていませんが、同じ地域の人にも働いてもらう予定で進めています。グループホームは地域から嫌がられるという話もよく聞きますが、しっかりと連携が取れるように進めていくことを目指しています。
8月からスタートをする予定ですが、すでに全ての部屋の入居予定者が決まっています。
今、別のグループホームの設計も進めていますので、ご希望の方はご連絡いただければと思います。
グループホームは家族からの要望として最も多いものでした。それに少しだけですが応えることができて嬉しく思っています。
たくさんの人(特にSVP東京のチームの皆さん)にサポートしていただき、ここまで来ることができました。
本当にありがとうございます。