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障害者施設の平均工賃の考え方

少し前から、福祉サービスの報酬改定について話し合いが行われています。
私たちが行っている就労継続支援というサービスに関しては、
資料がここから見ることができます。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000177374.pdf

今の制度の現状や課題がとても綺麗にまとめられているので、
福祉サービスをやっている方は一度読んだら面白いです。

ここで色んな協会が改善案を出していましたが、
「もっと予算をつけて欲しい」というものが多いです。
それは色んなことを考えると難しいと思うので、
僕はここが一番変わって欲しい!という点を1つ書きます。

就労継続支援というのは、簡単に言うと就職していない
障害のある人たちが職業訓練をする(働く)サービス。

就労継続支援の細かな説明はしませんが、このサービスの一番の目的は、
障害のある人たちにいくらの工賃(給料)を払っているかということです。
二番目は何人の障害のある人が一般就労したかです。
この数字によって、基本のサービス費に加算がされ、
事業所の収入が増えるようになっています。

その一番大切な工賃なのですが、その工賃の考えかたを変えたほうがいいと思ってます。
みなさん、就労継続支援B型の1ヶ月の工賃の平均をご存知ですか?
平成27年度が15,033円/月です、平成18年度が12,222円/月なので20%くらい増えていますが、
まだまだ低いです。この平均工賃の計算の仕方自体が僕は一番変えなきゃいけないところだと思っています。

1番の問題は月に20日働きに来た人と、3日しか働きに来ていない人の平均が、
平均工賃とされてしまう点です。例えば20日の人に4万円の工賃を払い、
3日しか来ていない人が6千円だった場合、この施設の平均工賃は2万3千円です。

体調を崩してしまい月に数回しか来れない場合を、計算から外す県もあると
聞いたことがありますが、茨城県では外してはいけないと言われています。

なので「営業日の半分以上出勤した利用者の平均をその施設の平均工賃とする」
としたほうがいいと思っています。
今のこの数字というのが確かに平均だと思うのですが、かなり実態を見えづらくするのと、
あまり来れない人が復帰するチャンスを減らすことになります。施設からしたら、
あんまり来れない人は平均を下げるので来てほしくないと思われてしまうわけです。

他にも変わったほうがいいと思う部分はとてもたくさんあります。
すごく複雑な制度なので、そういう部分があるのは当たり前です。
少しづつ障害のある人にとっても、そこで働く人たちにとってもいい制度に
なって欲しいと思う。それは、予算をかけなくてもできることはたくさんあると思っています。
これからはそういう部分にも少しづつ力になれるように、勉強を続けたい思います。

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